ニュージーランドワーホリの現実【甘くはない】

出発前準備

・会社を辞めてワーホリに行こうと考えているけど、それってほんとに大丈夫かな?
・ワーホリって実際にほんとに稼げるのだろうか?
・その後のキャリアってどうなっていくの?

この記事では、 ニュージーランドでのワーホリを終えて現在もニュージーランドで生活する僕がそんな疑問や不安についてお答えしていきたいと思います。

・ 出稼ぎワーホリの現実
・ お金と英語力、帰国後のキャリア
・ ワーホリに行くための心の準備

上記について深掘りしていきます。

はじめにお伝えしておきたい事は、ワーホリは危険だと言うことです。

あなたの人生を大きく左右することになると思います。

今、日本のテレビのニュースなどを見ると、何かと話題になっている出稼ぎワーホリと言う言葉。
特にオーストラリアやニュージーランド、カナダなどが人気です。
円安の影響もあって、最低賃金が日本の倍以上になっていることが実際に起きています。

SNSでもよく海外の時給の高さが話題となっていますが、その発信と現実にはギャップが存在しています。

この記事では、ワーホリに行く前に知っておくべきワーホリの現実を、実際に経験した僕が皆さんにお伝えしておきたいと思います。

出稼ぎワーホリの現実とは

皆さんは今話題となっている「出稼ぎワーホリ」についてどんなイメージを持っていますか?

たくさんの人がメディアやSNSで発信しているように、お金が稼げて、英語も学べるみたいな楽観的なイメージを持っているのではないでしょうか?

ほんとにお金が稼げるのか?

結論から言えば、僕も実際に稼げました。

しかしながら、お金持ちになる事はなかなか難しいです。メディアが発信しているように、最低賃金が実際に日本の2倍以上なので、月収で50万円以上はお金が稼げたり、仕事の掛け持ちや元から持っているスキルがあれば月収100万円も可能です。

僕の周りにも実際にそれくらい稼いでる人もいました。 

しかしながら日本円で考えた場合にこの金額なので、物価や他の職業の給与が高い現地において、実際にはフリーターという立ち位置に変わりはありません。

中には、働きすぎて、月収が60万以上という人もいますが、毎日12時間以上休みなしで働いて、常に体調は崩し気味というのが現実で、何をするためにここに来たのか分からなくなっている人も多く存在します。

しかしながら、 ニュージーランドを含めた海外においては、日本のように年功序列制度がないので、スキルがあれば日本で同じ仕事をするよりもはるかに多くの給料をもらうことができますし上のポジションにも行けます

例えば、看護師や寿司職人、プログラマーなどですね。

英語は伸びるのか

英語力に関しては、その人自身の現地の生活スタイルや仕事内容、また意識の高さによって大きく変わってきます。

例えば、仕事環境がバーやカフェなどの接客業で仕事をしている人は、英語が生活の一部なので、嫌でも英語力は上がっていきます。

僕自身も接客業をしていたので自然と英会話力は上がっていきました。

しかしながら、日本人しかいない職場であれば、日本語を使うだけとなってしまいますので、英語をしゃべる環境を自分で作らなければならない分、自然に英語力が伸びるという観点では難しいと言うことになります。

結論で言うと、英語力は結局自分次第だといえます。

日本にいるだけでも英語がめちゃくちゃしゃべれる人もいますしね。

実際出稼ぎがメインとなっているので、その人たちにとっては別に英語力はそんなに問題じゃないのかもしれません。

キラキラしたSNSとのギャップ

これからニュージーランドへワーホリをしようと考えている方は、SNSを通じて情報収集してる人が多いと思います。

SNSの情報は、現地の人たちがアップしてくれているので、リアルタイムにリアルな情報を得ることができると考えられていますが、実際には大きな現実とのギャップがあります。

みんなキラキラした動画を流すことしかしませんから。

例えば、出稼ぎワーホリで言うと、上記で話したような内容を発信している人が多いですね。

多くの人がバイトで月収50万円以上など。

後はワーホリ期間に美しい場所に行ったり、旅行に行ったり、おしゃれなカフェに行ったり、などリア充感をどんどん発信してる人が多いと思います。

しかし、僕の周りを見てみれば、発信と現実にはギャップばかりだと言うふうに言わざるを得ません。

全てとは言えないのですが、ほとんどの方が節約生活をしながら掛け持ちのアルバイトをしたりしているのが現実です。

ですので、ただなんとなくSNSの情報に憧れてワーホリに行くのは危険なので、しっかりと自分がやりたいことや感じたことを明確にしていくことをお勧めします。

でないとワーホリが終わった後に帰国して痛い目を見ることになるかもしれません。

ワーホリ帰国後の悲しい現実

帰国後に残ったのは貯金だけ、またはそれすらない場合もある人がいた

出稼ぎワーホリと言うくらいなので、ワーホリ期間中にバイトを2・3個掛け持ちして休みもなく働き続け、節約をしてひたすら貯金をする方も結構いました。

毎日働かなくてもワークライフバランスを保ちながら、日本にいるよりは、プライベートと仕事を充実させて、貯金をする人もいます。

ただ、大切なことはその貯金を使って、何をするかという目的意識を持つことだと思います。
自分のやりたいことの実現や起業を考える事はとても素晴らしいと思います。

中には目的もなく、ただ貯金をがんばっている人も時々います。そんな人はただ貯金が作れただけで、帰国後は同じようにフリーターになってしまうという現実が待っています。

もちろん貯金は大事ですよね。貯金があることによって、心にゆとりができるし、少し贅沢ができたりするかもしれませんが、その貯金は老後まで支えてくれる額には到底届きません。

会社を退職したり、新卒など安定を捨ててきた結果、残っているのは貯金だけなんてすごく先行きが怪しいですよね。

現地の生活費が高くて貯金すらなくなってしまったなんて人もいます。

ワーホリに行く決断が、後悔になってしまうと言う方も少なくないのです。

キャリアに何も活かせない

結論から言えば、ワーホリに行ったという経験だけでは、その後のキャリアに活かすことができません。

基本的には送り、経験を生かすなら、英語力を生かせるような仕事になっていくのですが、基本キャリアで英語を生かすためには、TOEICなどの数字や結果も、実務経験も求められることになります。

日常会話を話せるようになったレベルや、飲食店やファームでのバイトの経験は実際には、キャリアに生かすことができないのが現実です。

下手したら、ただワーキングホリデービザを利用して、海外でフリーターをやるために渡航したということになってしまいます。

これは現実です。

そもそも、スキルや知識を身に付け、自分の市場価値を上げていかないことには、生活水準などの現実が変わっていく事は無いのです。

ただの出稼ぎで終わらないためには

こんなことを家書いただけでは、不安を煽って、ワーホリへの育休を受けさせてしまうだけだと思いますので、しっかりとあなたのニュージーランドワーホリを良いものにするための対策や準備について書いていきたいと思います。

目的・目標を渡航前に決めておくこと

ワーキングホリデーで後悔しないためには、必ず渡航前に目的と目標を明確に決めておきましょう。

僕の場合は、視野を広げる事と実際のスキルアップにありました。

飲食店でアルバイトをしながら日本の社会人生活ではできなかった時間を確保して、オンライン講座を受けながらノマドワーカーとしてのスキルを身に付けました。これで国内外のどこに行ってもインターネットとPCがあれば仕事ができるような状態を作ることができたのです。

人によって違うと思いますが、最終的なゴールをしっかりと設定しておきましょう。

・ 現地就職
・永住権を取る
・英語がネイティブレベルになる
など

こういった目標を自分で考えるのが難しいと言う方は、実際にエージェントを利用しなくても無料個別相談を実施している会社があるので、こういったものを利用して相談をしてみるのもありです。

多くの人のワーホリ経験をサポートしているため、いろんなパターンを紹介してくれたりします。

無料ですのでぜひ登録して相談だけでもしてみてください。

しかも以下の会社は今キャンペーンもやってるみたいなのでぜひ無料相談だけでもやってみてください。

ワーホリ渡航前に英語を学習しておこう

当たり前の話になりますが、充実したワーホリにするためには英語力は必須です。

日常英会話くらいは事前に習得しておくことで、現地の仕事や生活、コミニケーションなど、すべての質が上がっていきます。

まだ英語力に自信のない方は以下の記事で渡航前の英語学習方法を説明していますのでぜひ参考にしてみてください。

僕も全くの初心者から以下の方法で現地で働けるくらいの英語が日本にいながら身につきました。

【やっててよかった】NZワーホリ前のオンライン英会話【ネイティブキャンプの紹介】

スキルを磨くこと(個人で稼げるようになっていく)

ワーキングホリデーは日本で会社員として働いていた時よりも時間が確保できます。

僕も実際にそうでした。

その空いた時間を遊びに使うのか、バイトに使うのか、もしくは自己投資の時間に使うのかで、ワーホリの質が大きく変わってきます。

知識やスキルに投資することによって、同じ時間があったとしても、自分でお金を生み出していくことができる人間になっていくことができます。

学ぶスキルは何でもいいと思います。

自分の興味のあるものに挑戦してみましょう。

例えば、ワーホリ中に英語学習をすると思いますが、それを極めれば自身のキャリアにも生かすことができますし、自分のビジネスを持っていくことも可能です。

僕は、動画の編集を勉強していろんな案件を受注して稼ぐことができるにようになりました。

他にもウェブのマーケティングだったり、プログラミングだったりを身に付ければ、現地でも就職が可能になってきたりもします。

お金になるかならないかは別として、とにかく勉強してみる。そしてやってみると言う精神がとても重要だと実体験から感じているところです。

このブログでは、ワーホリをしている人にオススメのスキル習得やビジネスの情報なども発信していますので、ぜひ参考にしてみてください。

最後に

いかがでしたでしょうか?

SNSで発信されている出稼ぎワーホリは1部分だけを切り抜かれた虚像であることがわかったと思います。

現実を知ってワーホリに行きたくなくなってしまった方もいるかもしれませんが、悪いことばかりではありません。

日本は島国でとても閉鎖的な国なので、実際にワーホリを利用して海外に行ってみて、異文化と交流するだけでも、価値観や考え方が変わりますし、人間として大きく成長できる事は事実です。

大切な事は、目的と目標を持って計画を立て、しっかりと行動・努力することです。

そうすればワーホリを意味のあるものにすることができると思います。

もちろんまずはやってみる精神で動くことが大事です。

ぜひ素晴らしい1歩を踏み出してください。

今回は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございます。

NZギリホリまん

はじめまして「NZギリホリまん」という名前でブログを書いてます。

日本で公務員や会社員をズルズルしていたのですが、このままじゃやばいと思い、勇気を出して全てを捨ててギリホリでニュージーランドに来て人生が変わりました。

いろんな試練を乗り越えて英語も仕事もサバイバル能力も上がり、今では世界のどこに行っても生きていけると自負しています。

このサイトではニュージーランドワーホリに関するお役立ち情報を実際の経験に基づいて発信しています。

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